能力の見極め

自社の社員の能力がどの程度なのか、その見極めは非常に難しい。
私は2代目社長で、先代から会社をそのまま引き継いだので、すでに社員は数名いる。
今までは年功序列で男性が役職につくというのが恒例だったが、私はその方法に疑問をもっていたので、思い切って改革を断行してみた。

まずは求人をかけ、新しい人を募集した。
各課に2~3名程度振り分け、その人材を活かす、または成長させることができるかを試してみた。
やり方はそれぞれの課長にまかせ、成果は数字(営業利益)ではかった。

1年間は我慢をしてみた。
会社は赤字だった。
赤字を垂れ流し続ける課長や退職者を増やす課長が出る中、数字をしっかり出す課長が現れた。
正社員になって数年しか経過していない女性だった。

結果を出している以上、彼女を組織のトップにした。
当然、反発する課長が出た。
面談をして話を聞くと、彼女の悪口が出た。
悪口の内容に唖然とするばかりであった。
こんな人間が課長になっていたと思うと、もっと早く改革を断行していればよかったと思った。
今すぐにでも辞めていただこうと思ったが、自分の意思で辞めてくれた。
他にも会社を去る者が出た。

人が減り、コロナ渦で営業活動は思うようにできなかった。
しかし、売上は前年比越え、営業利益も過去最高を記録するペースで推移している。
先代社長は私の改革に大反対だったが、結果が出ているので何も言わなくなった。
当面の目標であった会社を黒字体質にするという目標が達成できたので、次の目標に向かって進む。